ワックスでスノーボードやスキーが滑るようになる理由


摩擦抵抗を減らす

ワックスを塗ることでより滑るようになる一つ目の理由はシンプルで、ソールの表面のミクロレベルの凸凹がなくなり、雪面とソールの摩擦が小さくなるからです。

クリーナーをつかってソール表面の汚れを落としてみると明らかですが、数回滑っただけでも汚れや雪の抵抗を受けてソールは傷つき毛羽立って来ます。

ワックスを塗ることで、そのような毛羽立ちを抑え、ソールをなるべく滑らかに保つことが可能となるので、板やボードが滑るようになります。

したがって、別の記事で詳述しますが、ベースワックスだけを塗っても滑るようにはならないと主張する人がいますが、そんなことはありません。

ベースワックスだけでは滑らないのか

毛羽だった板よりも摩擦抵抗の強い物質で出来たワックスがあれば別ですが、そんなものをあえて塗る意味なんてありませんから、どのメーカーも出していません。

毛羽立った板・ボードと比べて、ワックスを塗って滑らかにした板・ボードは間違いなく摩擦抵抗が小さいですから、ベースワックスだけでも塗らないよりは滑るようになります。

水の吸着を減らす

ワックスを塗ることで板やボードが滑るようになる二つ目の理由は、ワックスの撥水性にあります。

スキーやスノーボードを滑らせると、ソールと雪面の摩擦で雪が融け、ソールと雪面の間には薄い水の膜ができます。

ソールはミクロレベルで見ると凸凹していますから、毛細管現象でどうしてもその水がソールにくっ付いて摩擦抵抗を上げることになります。

したがって、ソールに疎水性(水を嫌う)物質を塗ってあげることで、ソールの下で雪が融けてできた水がべっちょりとソールにくっ付くのを防止して、摩擦抵抗を下げることが出来ます。

以上のように、ワックスには、

  • ソール面を滑らかにする
  • 雪が融けてできた水の吸引を防止する

という二点で、ソールと雪面の摩擦抵抗を減らすことになるので、ワックスを塗ると、スキーやスノーボードの滑走性が上がるのです。

迷ったらこれ一本。ハイシーズンはどこでもこれで大丈夫。

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