気温と雪温の関係
各メーカー、3から4種類のワックスを出していて、それらは気温や雪温ごとに分かれています。
その違いは下記で解説しました。
本来的には気温なんて関係なく雪温が重要なのですが、ふつうは雪温計なんて持っていませんから、あくまで目安として気温をパッケージに書いてくれているわけです。
ここで、メーカーの優しさやワックスの理屈はわかるにしても、できれば雪温を知りたい、気温と雪温の関係式のようなものはあるのか、といった疑問があると思います。
しかし、雪温は、気温の影響は受けつつも日照時間などの他の影響も受けるため、残念ながら天気予報の予想気温から雪温を推測することは困難です。
さらに言うと、本来的には、雪温だけでワックスを選べるわけでもなく、雪温の他に、結晶の形(降雪から時間が経過したり強い風で結晶が崩れているとその分雪の抵抗は弱まる)、水分量(水分量が増えるにつれてワックスの硬さが不要になる)、なども考慮しなくてはいけませんから、雪温だけ分かったところで、最適なワックスが分かるわけでもありません。
現地に行って詳細な分析をしない限り、理屈上最適なワクシングは出来ないわけです。
結局、レジャーレベルでは、簡易な方法にならざるを得ません。
簡易な選択方法
では、どうやってワックスを選ぶか。
実は、各メーカーが時期と地域ごとに平均的なおすすめワックスの組み合わせを表にして公開しています。
したがって、それらを参考にしながら、後は天気予報で、寒そうだとか暖かそうだとかを加えて決定すればよいかと思います。
各ワックスの差異は連続的なものですから、雨でも降らない限り、せっかくホットワックスしたのに全然滑らないなんてことはありません。
また、ユニバーサル(全雪質対応)のものでも、レジャーレベルではあまりに問題にならないと思います(そうはいっても素人ながらあれこれこだわるのが楽しいのですけどね)。
ガリウム
http://www.galliumwax.co.jp/choice.html
TOKO
http://www.tokowax.co.jp/index/index/category/s2_freeski