スキーやスノボ用のアクションカメラの選び方


はじめに

この記事では、ワックスは関係ないですが、スキーやスノーボードのためにアクションカメラを買おうとしている人向けにアクションカメラの選び方を説明します。

なお、私はメカの方はあまり詳しくないので、技術的な詳細はカメラマニアの方が運営しているサイトに任せて、スキーヤー・スノーボーダー目線で解説します。

まず廉価版が第一候補

アクションカメラの購入を迷ったら、まず3千円くらいの廉価版を買うことをお勧めします。

ヘルメットに両面テープで固定して撮影するつもりだったが、いざ手にすると、友人に渡して自分を撮ってもらいたいとも思うようになり、付け回しが楽なように、ゴーグルのストラップにつけて使っている等、購入してからあれこれ使い道を思いつくこともあるので、最初はまず安いものを買ってしまって実際に使ってみるのがおすすめです。

しかも、最近の廉価版製品は4千円くらいですが、性能的に十分なものばかりです。

もっとも、廉価版は、オプションパーツもセットで売っている物が多く、後からパーツを買い足したりするのが大変なので、オプションパーツの中身は要チェック。

また、マリンスポーツをする人の場合は別で、廉価版の防水性は当てにならないので、最初からメーカー製の良い製品を買った方がよいと思います。

Go Proなどのメジャー製品になると、アクセサリーが非常に充実していて、下記のようなアクセサリーセットが2千円くらいで売っています。

主要機能

ここでは、アクションカメラを選ぶ際の基準となる主要な機能を見ていきます。

Wifi連携

これは、アクションカメラとスマホを連携させる機能。

これがつくと廉価版製品でも8千円くらいするようになります。

Wifi連携の利点は以下の二つです。

1.映像をスマホに移しながら撮影することが出来る。
2.データをスマホに移すのが簡単。

正直、アクションカメラの場合、自分自身が撮影しながら滑っているので、スマホに映しながら撮影というのはそこまで必要性は高くないです。

また、それをしてみたい人は、商品レビューでバッテリー性能を要チェック。Wifi連携するとバッテリーを激しく消費するので、30分くらいしか持たないと思います(もちろん、撮影モード次第)。

スキーやスノボだとWifi連携しながら撮影する機会はあまりないと思いますが、アクションカメラの場合、ビデオカメラと違って本体に映像確認用の液晶がない機種も多いので、その場合は休憩時に食堂等で映像を仲間で確認したい場合にはあった方がよいです。

また、Wifi連携がないと、動画ファイルをSDカードやUSB経由でパソコンやスマホにアップする必要があるので、SNSにアップしたい場合などは面倒です。

本体付属液晶

これは本体に付属している液晶画面のこと。

デジカメを基準に考えるとついているのが当たり前のようですが、アクションカメラの場合、自分の見た景色をそのまま記録するのが目的で、映像を見ながら撮影という状況が想定されていないため、液晶が付いていないものが多いです。

正確に言うと、業界リーダーのGoProがずっと、アクションカメラに液晶画面は不要と主張していたので、ほとんどの製品についていませんでした。

しかし、レジャーユーザーの使用が増えてくるとあった方が便利ということで、ついにGoProが高級品につけ始め、それにならって、液晶画面付きの製品が増えました。

基本的に不要で、特にWifi連携機能があればスマホとつなげてスマホで確認できるので、休憩時に確認したいだけならあってもなくても良いです。

その反面、Wifi連携機能のない廉価版を買う場合には、有線で繋げるかSDカードを差し替えたりしない限り休憩時にスマホで映像を確認見れないので、小さくてもいいので液晶画面は必須です(2インチもあれば十分)。

画質とフレームレート

画質については大きく以下の3つあり、ほとんどの機種で撮影モードを変えることが出来ます。

4K:3840×2160
フルHD(1080P):1920×1080
HD(720P):1270x720

4K画像が綺麗なことは間違いないのですが、データファイルに目を向けると、かなり重くて、快適に編集するにはそれなりのスペックのパソコンが必要なので要注意。

フルHD(1080P)とHD(720P)の比較

また、自分の滑る姿を撮影して技術向上に役立てたい場合で、映像を凝視する予定がある場合はフレームレートが重要になってくるのでこれも要確認。

フレームレートとは、動画が1秒間当たり何コマの映像でなっているかです。

これは、120fps、60fps、30fpsの3つがあり、撮影モードを切り替えられます。

これは映像の滑らかさというかコマ送りしたときの細かさで、4kで60fpsあったら化け物機種。

通常は、フルHD(1080P)で60fpsが高級品で、通常品はフルHD(1080P)30fps、HD(720P)60fpsとなっていて、事実上その2択でそんなにオプションはないです。



ここら辺こそ、廉価版を買って自分がどのくらい映像にこだわるかを試した方がよいと思います。

なお、下記は1080Pでの60fpsと30fpsの比較動画。比べると確かに違います。

手ブレ補正

手ブレ補正に関しては、SONYが最高で、GoProがよく頑張っているという感じです、それ以外はどれも似たり寄ったり。

そもそも自分が滑りながら撮影するので、廉価版を買っても、まあこんなもんかなという所で、そんなに気にならないと思います。

一番上の3000円の廉価版のレビュー動画を見るとわかりますが、確かにGo Proはきれいだなと思いますが、廉価版でも許容範囲。

手ブレ補正はSONYとGoProの競争がすごくて、もともとカメラメーカーのSONYは光学補正という方法で物理的に手ブレを補正(レンズが動いて相殺)するのに対して、GoProは電子補正といういわゆる画像処理で手ブレが無いかのよう画像を作り上げるため、どうしてもGoProはSONYに勝てなくて、この機能でSONYがGoProのシェアを大きく奪ったのですが、最新版のHERO7になってGoProも相当仕上げてきたみたいですね。


使い勝手はさておき映像のきれいさはSONYですかね。

マウントとハウジング

マウントもハウジングもアクションカメラのアクセサリーです。

マウントというのはカメラを取り付けるための器具。

手首マウント

リュックストラップマウント

他にも、自撮り棒的なものやヘルメットマウントやゴーグルストラップマウントなどいろいろあります。

こういうものは、ほとんどGoPro用にデザインされていると言っても過言でなく、品ぞろえはGoProが圧倒的に豊富です。

ただ、実際に手に取らないと自分がどんなつけ方するかはなかなかイメージがわかないのでそこは要注意。

ハウジングというのは要するにケースのこと。

SONYやGoProの高級品の場合、ハウジングも売っていますが、それは水深30mとか深く潜るとき用のもので、本体のみでもゲレンデレベルなら全く問題にならないレベルの防水機能が付いています。

しかし、廉価版だと本体自体は防水ではなくハウジングをつけて初めて防水が達成されるものが多いです(この場合本体にケースが付属しているのが通常)。

おわりに

今回の記事ではワックスとは関係なしにアクションカメラの選び方をスキーヤー・スノーボーダー目線で書いてみました。

参考になれば幸いです。

なお、スペック比較等はマニアがたくさんいるので、そういった方々のサイトをネットで探すと参考になるかと思います。

まあ、数万円出せるのであれば事実上GoProかSONYの2択ですけどね。

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